MANDHELING TOBAKO


TOBA高原と、その周辺は、肥沃なことで昔から知られており、この地域は、今でも活発な火山地域であります。

 TOBA高原は、今のTOBA湖の周辺の地域をさし、この地域の土地が肥沃であることは、1000年前のTOBA山の噴火と密接に関係しており、TOBA湖は、この時の噴火によってできました。

 研究者によると、この噴火は、TOBA山の山項の一部を吹き飛ばし、それが落ちることによって、噴火口を塞いだといわれるぐらい、とても大きなものであったそうです。

 その噴火口を塞いだ土石は、現在、SAMOSIR島として、知られています。

 その後、吹き飛ばされた部分と、噴火口を塞いだ土石の間にできた広大な谷間には徐々に水が溜り、そこが現在、TOBA湖と呼ばれています。

 10年前より、TOBA高原には、コーヒーが植樹され、今では、かなりの輸出量を占めるまでになりました。

 全くこの地域は、コーヒープランテーションに適しており、ここのコーヒーは、味、コク、ともに優れたものとして、珍重されております。

 沿岸は“東洋のスイス”と呼ばれる避暑地で、東岸に風光明媚なプラパット(PRAPAT)の町があります。